バッチを実行する
バッチ内のジョブおよびそのターゲットを設定すると、バッチを実行して処理で
きる状態になります。
バッチを実行するには
1
実行するバッチが「バッチ」ウインドウで選択されていることを確かめます。
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第 8 章
ジョブを完成する/バッチを実行する
2
以下のいずれかの操作を行います:
• 「ファイル」>「実行」と選択します。
• 「バッチ」ウインドウの「実行」ボタンをクリックします。
実行ダイアログが表示されます。
3
「名前」フィールドをチェックして、バッチ名を確認します。
このバッチを表すもっと分かりやすい名前に変更することができます。この名前
が、「Share Monitor」と「履歴」ウインドウの両方でこの実行に使用されます。
4
「クラスタ」ポップアップメニューで以下のいずれかの操作を行います;「クラ
スタ」ポップアップメニューを使って、バッチを処理するコンピュータまたはク
ラスタを選択します。
• 「このコンピュータ」を選択します: 「このコンピュータプラス」を選択し
て、「このコンピュータ」と利用可能なすべてのサービスノードを含む一時的
なクラスタを作成しない限り、バッチの処理にほかのコンピュータが関係する
ことはありません。
詳細については、「
「このコンピュータプラス」および非管理サービスについ
て
」を参照してください。
• クラスタの選択: バッチの処理がクラスタで実行されます(「このコンピュー
タプラス」は使用できません)。
選択したクラスタによっては、認証が必要になります。詳細については、
「
Apple Qmaster と分散処理
」を参照してください。
5
「優先度」ポップアップメニューを使って、バッチの優先順位レベルを選択しま
す。
6
「実行」をクリックするか、または Enter キーを押して、バッチを実行します。
「履歴」ウインドウにバッチの進捗状況が示されます。詳細については、「
「履
歴」ウインドウについて
」を参照してください。
メモ: 「履歴」ウインドウが開いていない場合は自動的に開きます。
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第 8 章
ジョブを完成する/バッチを実行する
「バッチ」ウインドウで「Share Monitor」のアイコンをクリックして、トランス
コードの進行状況をモニタすることもできます。「共有モニタ」の詳細について
は、「共有モニタ」の「ヘルプ」メニューにある「
共有モニタユーザーズマニュ
アル」を参照してください。
「Compressor」の環境設定で、「Share Monitor」を自動的に開くように設定でき
ます。詳細については、「
Compressor の環境設定を行う
」を参照してください。
メモ: 大きなバッチ(たとえば、それぞれに設定が 3 つ割り当てられた 9 つのソー
スメディアファイルのバッチ処理)を実行する場合、実行開始までに 10 秒程度
の待ち時間が生じます。このような場合は、そのままお待ちください。
「Compressor」は、大きなバッチを正しく実行できるよう、準備をしています。
大きなバッチをトランスコードする場合、コンピュータのスクリーンセーバをオ
フにしてください。スクリーンセーバにリソースが奪われない分、トランスコー
ドの速度が改善します。
バッチが実行されると、黄色の三角形の中に感嘆符が含まれるアイコンがバッチ
内に表示されます。
Click the warning
symbol to see an
explanation about
why it is there.
このような警告マークは、バッチに何らかの問題がある場合に「Compressor」で
使用されます。このマークにポインタを合わせると、なぜこのマークが表示され
ているのか説明するツールヒントが表示されます。また、このマークをクリック
すると、ダイアログが表示されます。
上記のケースでは、バッチが実行されたことで、この名前のファイルが書き出し
先に作成され、もう一度実行した場合には、このファイルが上書きされることを
知らせるための警告です。
バッチの実行時に実行ダイアログをバイパスすることもできます。この場合、実
行するバッチでは、前回実行したバッチの設定が自動的に使用されます。
前の設定を使ってバッチを実行するには
以下のいずれかの操作を行います:
µ
「ファイル」>「前の設定を使って実行」と選択します。
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第 8 章
ジョブを完成する/バッチを実行する
µ
「バッチ」ウインドウのツールバーで「前の設定を使って実行」項目(存在する
場合)をクリックします。
「バッチ」ウインドウの使用に関する詳細については、「
バッチウインドウにつ
いて
」を参照してください。