Dolby Digital Professional のソースメディアファイルについて
Dolby Digital Professional の AC-3 オーディオファイルをジョブのソースメディア
ファイルとして使用することができます。このようなファイルを使用するには、
大きく 2 つの理由があります。
• エンコードしたファイルをその場でテストする: Dolby Digital Professional の出
力設定はプレビューすることができないため、エンコードしたファイルをジョ
ブに読み込むことで、ファイルを再生し、設定を確認することができます。
• Dolby Digital オーディオファイルを別のフォーマットに変換する: 必ずしもす
べてのメディアプレーヤーに Dolby Digital デコーダが装備されているわけでは
ないため、別のフォーマットにファイルをトランスコードしなければならない
場合があります。
「Compressor」には Dolby Digital デコーダが装備されているので、Dolby Digital
オーディオファイルの再生またはトランスコードに使用されます。このため、外
部の Dolby Digital デコーダを用意しなくても、エンコードしたファイルの Dolby
Digital Professional 出力設定をシステム上で確認することができます。サラウンド
サウンドを聞くには、外部のサラウンドサウンド・デバイスをお使いのコンピュー
タの USB または FireWire 出力に接続する必要があります。システムのステレオス
ピーカーを使用してオーディオを再生した場合、2 つのチャンネルにオーディオ
がミックスダウンされます。
重要:
オーディオ出力はすでにデコードされ、Dolby Digital フォーマットでなく
なっているため、「Compressor」から Dolby Digital ファイルを再生するときに光
出力は使用できません。
ヒント: 「Compressor」でジョブにファイルを追加できない場合には、ファイル
名に拡張子「.ac3」を付けてください。
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第 6 章
ソースメディアファイルを読み込む