ドロップレットと多数のソース・メディア・ファイル
ドロップレットを使って多数のソース・メディア・ファイル(200 以上)を実行
すると、「処理の準備中」という警告メッセージから約 1 分遅れてジョブが実行
されていることを示すダイアログのレポートが表示される場合があります。この
ようなレポートの遅延を避けたい場合は、ドロップレットで一度に実行するソー
スファイルの数を減らしてください。
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第 28 章
ドロップレットを使う
一連の大きなファイルのトランスコードや処理を 1 台のデスクトップ上で行う
と、コンピュータへの負荷が大きく処理に時間がかかります。複数のコンピュー
タに処理を分散することによって、スピードと生産性を向上させることができま
す。
この章では以下の内容について説明します:
•
分散処理の基本
(ページ 381)
•
Apple Qmaster 分散処理システムの基本的なコンポーネント
(ページ 383)
•
「このコンピュータプラス」を使ったクイックスタート
(ページ 391)
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QuickCluster を使ったクイックスタート
(ページ 393)
•
Apple Qmaster 分散処理システムのインターフェイス
(ページ 395)
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Compressor の「Apple Qmaster 共有」ウインドウ
(ページ 402)
•
クラスタの全般的な情報
(ページ 407)
•
Apple Qadministrator でクラスタを作成する
(ページ 420)
•
Shake を使ってパートタイム分散処理を設定する
(ページ 422)
分散処理の基本
分散処理は、処理能力向上のために選択された複数のコンピュータに作業を分散
することで処理を高速化します。ユーザが処理したいジョブのバッチを
Apple Qmaster 分散処理システムで実行すると、このシステムはジョブを最も効
率的な方法でほかのコンピュータに割り当てます(詳細については、
「
Apple Qmaster システムはどのようにバッチを分散するか
」を参照してくださ
い)。
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