タイムラインコントロール
タイムラインコントロールには、設定されているすべてのマーカーや現在のイン
点、アウト点など、クリップに関する情報が表示されます。タイムラインは、特
定のフレームに再生ヘッドを移動したり、イン点やアウト点を設定したりするの
にも使えます。
Playhead timecode
Playhead
Marker
In point
Out point
• 再生ヘッドのタイムコード: タイムラインでの再生ヘッド位置のタイムコー
ドが、「時:分:秒:フレーム」の標準的なタイムコード表示で表示されま
す。別の値を入力すると、再生ヘッドをタイムライン上の特定の位置に正確に
移動することができます。
メモ: ソースメディアファイルに、何らかのタイムコードが記録されているタ
イムコードトラックが含まれている場合は、そのクリップのタイムコードが再
生ヘッドのタイムコードのフィールドに表示されます。それ以外の場合は、タ
イムコードは 00:00:00:00 から開始します。
• イン点とアウト点: ソース・メディア・ファイルの全体ではなく一部分のみ
をトランスコードしたいときに使います。これらのポイントをドラッグして、
ソースメディアファイル内のトランスコードしたい範囲の始点と終点を指定し
ます。ポイントをドラッグすると、「プレビュー」ウインドウの下部にあるイ
ン点およびアウト点のタイムコードの値が変わります。(また、イン点設定ボ
タンやアウト点設定ボタンをクリックして、再生ヘッドの現在位置にイン点や
アウト点を設定することもできます。)
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第 26 章
「プレビュー」ウインドウを使う
重要:
イン点やアウト点は、トランスコードが終了した後は保存されません。
履歴テーブルからバッチを再実行したい場合は、もう一度クリップにこれらの
点を適用する必要があります。イン点およびアウト点は、設定ではなくソース
メディアファイルに割り当てられます。これにより、現在のバッチのソースメ
ディアファイルに関連するほかの設定すべてについて、イン点およびアウト点
の位置が同じになります。
• 再生ヘッド: 表示されているフレームがクリップ内のどの辺りにあるのかを、
一目で確認できます。再生ヘッドをドラッグして、クリップ中の特定の場所に
すばやく移動することができます。
• マーカー: マーカーがクリップのどこに配置されているかを視覚的に示しま
す。マーカーの色はマーカーのタイプを示しています。
• 青: 圧縮マーカー(手動で追加できる圧縮マーカーです。)
• 紫: チャプタマーカー(出力メディアファイルでチャプタごとやビジュア
ルアートワークごとに移動する際に使うことができる名前付きのマーカーで
す。)
• 赤: Podcast マーカー(出力メディアファイルでチャプタごとやビジュアル
アートワークごとに移動する際に使うことができる名前付きのマーカーで
す。)
• 緑: 編集/カットマーカー(「Final Cut Pro」のシーケンスの編集点に自動
的に追加される圧縮マーカーです。)
• 中央に点のあるグレイのバー: ポスターフレーム(このファイルのポスター
フレームとして選択したフレームを示すバーです。)
詳細については、「
マーカーとポスターフレームを使って作業する
」を参照し
てください。