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ソースメディアファイルについて
ソースメディアファイルから Dolby Digital Professional 出力ファイルをエンコード
する際に注意すべきガイドラインがいくつかあります。
フォーマットに応じて、ファイルにシングルチャンネル(モノラル)、デュアル
チャンネル(ステレオ)、または複数チャンネルを含めることができます。
「Compressor」は、これらの構成すべてで Dolby Digital Professional をサポートし
ます。
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第 12 章
Dolby Digital Professional の出力ファイルを作成する
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Dolby Digital Professional エンコードに使用するためのサウンドファイルは、以下
の規則に適合している必要があります:
• すべてのソースファイルが同じ長さである必要があります。(長さが同じでな
い場合、「Compressor」は、最長のファイルの長さに一致するように AC-3 ス
トリームの長さを設定します。)
• すべてのファイルのサンプルレートが(DVD で必須の)48 kHz になっている必
要があります。
• AC-3 ストリームのサンプリング数は、1536 の倍数になっている必要がありま
す。選択した入力ファイルにそれだけのサンプリング数がない場合、
「Compressor」はファイルの終わりにデジタルの無音部分を追加します。
メモ: 「Compressor」は、サンプルあたり最大 64 ビット浮動小数点までのサラウ
ンドサウンドと高解像度オーディオのほか、さらに最大 192 kHz のサンプルレー
トが含まれている、あらゆる種類のソースファイルをサポートできます。