MPEG-2 設定の例
以下に示す MPEG-2 の設定は、ほとんどの MPEG-2 エンコーディングで使用でき
ます。これらのタブを表示するには、MPEG-2 の「エンコーダ」タブを開き、該
当するボタンをクリックします。
メモ: ここで例として示す設定は、すべてのビデオ入力フォーマットやエンコー
ディングに適した万能の設定ではないので注意してください。カッコ内には必要
に応じて使用するべき代替設定を示します。これ以外の設定を使用した方が良い
場合、およびそれらの使用法の詳細については、この章のはじめのセクションを
参照してください。
「ビデオフォーマット」タブ
• ビデオフォーマット: NTSC(PAL、720p、HD 1440x1080、HD 1920x1080、また
は 640 幅オプションのいずれか)
• アスペクト比: 4:3(アナモフィックまたは HD ワイドスクリーンの場合は
16:9)
• 優先フィールド: 自動(720p では使用不可)
「品質」タブ
• モード: 「1 パス VBR(最適)」(ほかの 1 パスおよび 2 パス設定)
• 標準ビットレート: 標準 DVD の場合は 5 Mbps(2 〜 9 Mbps)、HD ビデオ
フォーマットの場合は 18 Mbps(範囲はさまざま)
メモ: ビットレートを選択する際には、ソースビデオの複雑さ、オーディオス
トリームのフォーマットと数、そして DVD に収めるビデオクリップすべての
合計継続時間など、いくつかの要素を考慮する必要があります。
• 最大ビットレート: 標準 DVD の場合は 8.0 Mbps、HD ビデオフォーマットの場
合は 27 Mbps
• 動き予測: 最高
「GOP」タブ
• GOP 構造: IBBP
• GOP サイズ: 15(PAL フォーマットで 12、HD フォーマットで 50i、50p、24p)
• GOP タイプ: オープン(クローズド)
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第 18 章
MPEG-2 出力ファイルを作成する
Compressor には、高品質の MPEG-4 にトランスコードされたファイルを作成する
のに必要なツールが用意されています。
MPEG-4 Part 2(MPEG-4 ビデオという名前で、QuickTime 6 でもサポートされてい
ます)は、インターネットおよびワイヤレスのマルチメディア業界向け標準規格
の進化に大きく貢献し、これらの業界で広く採用されています。
MPEG-4 Part 2 をサポートしているデバイスやプレーヤーとの互換性が必要な場合
は、必ず MPEG-4 Part 2 を使ってください。たとえば、MPEG-4 Part 2 のビデオを
キャプチャおよび再生できるスマートフォンやデジタル・スチール・カメラは、
いまや数百万台も普及しています。
MPEG-4 Part 10 とも呼ばれる H.264 は、MPEG-4 Part 2 よりも新しいテクノロジー
です。MPEG-4 Part 2 と同じデータレートでエンコードしたビデオで比較すると、
フレームのサイズは最大で 4 倍までが可能です。しかし、MPEG-1 と MPEG-2 が
現在も業界で使われているのと同様に、MPEG-4 Part 2 も使われ続けていくことで
しょう。
メモ: MPEG-4 Part 2 は、QuickTime のコーデックであり(MPEG-4 ビデオ)、出力
フォーマットでもあります。この章では、出力フォーマットとしての MPEG-4 Part
2 について説明します。
この章では以下の内容について説明します:
•
MPEG-4 Part 2 について
(ページ 246)
•
MPEG-4 Part 2 の「エンコーダ」パネルについて
(ページ 247)
•
デフォルトの MPEG-4 Part 2 設定を使用する
(ページ 251)
•
MPEG-4 Part 2 設定をカスタマイズする
(ページ 252)
•
オーディオ Podcasting のワークフロー
(ページ 255)
•
設定およびプリセットを追加する
(ページ 258)
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