Compressor 4 - QuickTime ビデオコーデック

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QuickTime ビデオコーデック

コーデックには、それぞれ長所と短所があります。たとえば、あるコーデックは
特定のメディアを格納するのに適しており、別のコーデックはアーティファクト
を多く生じさせます。また、圧縮に時間がかかっても展開は高速で行うものや、
圧縮と展開を同じスピードで実行するコーデックもあります。コーデックの中に
は、ファイルを元の 1/100 サイズに圧縮できるものや、ファイルサイズをほとん
ど小さくできないものもあります。さらに、コーデックによっては、特定の OS
プラットフォーム用のみが入手可能なもの、特定のプロセッサを必要とするも
の、特定のバージョン以降の QuickTime でのみ再生できるものなどがあります。

コーデックを選択する際は、次に注意してください。

• ターゲットとなる視聴者の最低システム要件

• ソース素材

• 圧縮済みメディアファイルの品質

• 圧縮済みメディアファイルのサイズ

• メディアファイルの圧縮/展開時間

• メディアファイルをストリーム配信するかどうか

「Compressor」には、QuickTime で提供されている標準的なビデオコーデックに
加えて、QuickTime Pro で提供されるコーデックオプションも追加されています。
視聴者のコンピュータにインストールされているコーデックが分からない場合
は、なるべく多くの視聴者が再生できるように、標準的な QuickTime コーデック
のいずれかを使用してください。

メモ: ビデオコーデックの選択、および最適なビデオコーデック設定の詳細につ
いては、関連する QuickTime のマニュアルを参照してください。

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QuickTime ムービー出力ファイルを作成する

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ビデオコーデックには、次の 2 種類があります。

• 可逆圧縮コーデック: 可逆圧縮コーデックは圧縮したデータを完全に保持し、

通常は映像をある編集用アプリケーションから別のアプリケーションに転送す
るために使用されます。可逆圧縮コーデックでは、高いデータレート、および
映像の圧縮に特化したハードウェアを持つハイエンドコンピュータが必要で
す。可逆圧縮コーデックの一例に、アニメーション、8 ビットおよび 10 ビッ
トの非圧縮 4:2:2 コーデックがあります。

• 非可逆圧縮コーデック: 可逆圧縮コーデックとは対照的に、非可逆圧縮コー

デックはデータの近似値のみを返し、通常は完成したビデオをエンドユーザに
配信するために使用されます。近似のレベルはコーデックの品質で決まりま
す。一般的には、コーデックの出力品質とコーデックの圧縮能力との間には反
比例の関係があります。一部のコーデックでは、目に見える劣化を出さずに最
低でも 5:1 の圧縮比を実現できます。非可逆圧縮コーデックには、フォト-JPEG
コーデックなどがあります。

品質の低い非可逆的な圧縮を行うと、人間の目で確認できる不自然なアーティ
ファクトが生じます。非可逆圧縮コーデックを使用する際は、メディアファイ
ルの圧縮は 1 回にとどめてください。ファイルを繰り返し圧縮すると、アー
ティファクトがさらに生じる原因になります。